小さな穴が好きなの!野郎めしでチキン南蛮定食。マトモな人間。
















「出没!アド街ック天国」というTV番組があったけれど、ちかん変質者が頻繁に「出没!」するのは大変困る。
この看板は武蔵村山市内の野山北公園自転車道にて発見。頻繁に「出没!」するってことは、ちかん変質者の犯人は「鉄板」でご近所に住んでいる人だと思う。こんな看板立てる前に、おとり調査か張り込みをすれば直ぐに犯人は捕まる筈です。おまわりさんは手間を惜しんではいけません。

2/16(日)は暖かい日になりそうだったので、昼前から自転車で新青梅街道を西に向かった。
多摩湖と横田基地を結ぶような位置に、武蔵村山市を斜めに南西と北東に亘って横断する野山北公園自転車道が通っている。この道路は多摩湖造成の際に資材運搬用に使われたトロッコ列車の線路跡で、途中に幾つかトンネルが残っていて自転車専用道路になっている。

この小さなトンネルが見たくて私は自転車で出掛けた。そんなトンネルなんかを見て何が面白いんだと聞かれたら困るが、「小さな穴があったら入りたいの!私の性癖なの!」と答えましょうかね。
















想像していた以上に狭くて暗い古ぼけたトンネルだった。言わば過去の遺物。入口の看板は日にやけて白抜けしている。
散歩している近隣のヨボヨボ老人二人ぐらいとすれ違ったけれど、普通の人はトンネルの中を散歩しようとは考えない筈なので、これらの方々は年をとってネジが外れかけた老人達だと思う。
基本的にこれらトンネルは(ネジの外れた老人の散歩以外には)全く活用されていない。中は涼しい。真夏に来ればよかった。まあ今年の真夏に再び来ましょう。
















夜間、これらトンネルはシャッターが閉められます。このシャッターを閉める仕事で給料を貰っているのならば羨ましい。是非、私がライフワークとしてその仕事を担当したい。
































トンネルは横田、赤堀、御岳、赤坂の4つある。入り口のデザインとトンネル内の照明具合は4つとも同じで、長さだけ夫々が違う。トンネル床は乾燥していたり湿っていたり。
「こんな所にわざわざ来るのは絶望的にヒマな近所の年寄りと、誰にも相手をされない孤独な性格異常者だけに違いない。」ということが確認出来たので、大変に有意義でした。

トンネル4つを無事に通り終わってから、多摩湖の麓に沿うように走っている旧青梅街道を通って、武蔵大和駅前で右折して南下して青梅街道に戻って来た。
トンネルから武蔵大和駅にかけての道沿いの家々はタイムスリップしたように田舎っぽい雰囲気で、JA看板も多く、古ぼけた商店も何故か生き残っている。道をブラブラだらしなく歩いている子供達の風情も異様にクラッシックで「昭和時代のボケっとした子供」っぽいので、大変奇妙に感じた。
この多摩湖麓の武蔵村山市と東村山市のエリアだけ、エアポケットみたいに田舎っぽい生活が残っているのだと思う。

蛇足ですが、雑貨を扱う個人経営の小売店が閉店に至る過程にて、徐々に店内に商品ではなく鉢植えの植物が増えていくという現象がとても興味深い。

店頭の日差しが良かったら鉢植えの植物が育ちやすいので、少ない客を相手するよりも鉢植えを大事にした方が良い、という判断によって徐々に店内が鉢植えの植物に満たされていく、って経緯だと思う。私はこういった「商売をあきらめた」個人経営の小売店が、朽ち果てて行く様を眺めるのが好きです。

お昼ご飯は、青梅街道沿いの野郎めし 東大和店にてチキン南蛮定食(チキン1.5倍)ご飯大盛り 1,276円を喫食。
チキン1.5倍は多すぎて大失敗。普通量で充分。お腹が一杯になって、結局ご飯を残してしまった。勿体ない。始末な私は物凄く反省した。食べ切れる量を注文しましょう。
























当店のチキンはその場で揚げていないと疑っている私はチキン南蛮を敬遠していたが、充分に旨かった。カリッとした衣に掛かった甘じょっぱい醤油ダレと上に乗っている甘酸っぱくて単純な味わいのタルタルソースが良くマッチして、チキンは胸肉主体で癖が無くて、小学校のガキが好きそうな子供っぽい味。でもワタクシは充分にガキの味を堪能致しました。

昨日2/15(土)夜は、東京駅八重洲にて国内・アメリカ留学時代の友人と会食した。
アメリカで自動車向け素材の営業職をしている日系3世ブラジル人(但しアメリカ国籍を取得済み。日本語は話せない)夫妻が来日したため。奥さんはスペイン系のように見えた。
私がデトロイト駐在で仕事をしている時、偶然に彼ら夫妻の住まいと私が借りた家が近隣だった為、私の家族が彼ら夫妻の家で夕食をご馳走になったことがある。

彼は米系素材メーカーに在籍してデトロイト郊外在住で、日系を含むグローバル顧客向けの営業業務をこなしている。海外出張日数は年間の半分以上らしい。私は日系メーカー在籍で、2000年代初めに北米の顧客向けにデトロイト現地で営業業務を担当していた経験がある訳で、立場は日米が正反対ではあるものの、担当業務内容は「自国:異なる国の民族」間の調整役であり「ドンピシャ一緒」だから、苦労している(していた)内容は想像可能であること、およびデトロイト郊外の住まい周辺のローカル話題(日本料理屋とか日本パン屋とかスポーツジムとか)が理解できることにより、親しく話が弾んだ。

楽しく活発に話をしながら「同席している皆さんから、私はマトモな人間だと思われているんだろうなぁ。」と思って居心地が悪かった。
実際には毎日殆ど他人と会話しない世捨て人、あるいは社会落伍者の日々を送っている私は、「一般社会に紛れ込んだ核マル派活動家」みたいな変なことをずっと考えていた。

今日のまとめ
①ちかん変質者は近所に住んでいる。
②多摩湖の麓には昭和時代が残っている。
③食べ切れない量の料理を注文してはダメ。絶対。
④身近に紛れ込んだ異常者、核マル派活動家に注意。
2025/2/16

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