自分相応のテニス能力を見極めて、飛んでくる球に対して能力相応の対応をすべし。さもなければ、ずっと初心者のまま。東武練馬駅の踏切近く 中華桂林は優しい味のお店。
10/4(金)朝は曇り時々霧雨。朝から屋外テニススクールの予定で私以外のスクール生3名は9:30から参加している様子だったけれど、私は雨が止んだように見えた10:00頃から遅刻して参加。でも引き続きレッスン中も霧雨が降っていた。
コーチから「相手から飛んでくる球威にお構いなしに、Youtubeで見るような素晴らしい球を打とうとしている。相手の球に応じて自分のペースを見極めながら穏やかに打たないと、何時まで経っても上達しませんよ。」ときついお叱りを受けた。
若くてテニス初心者で上達余地が充分にある若者ならば、汗を飛び散らかして、若々しい自我を発散しながら力一杯色んなやり方で球を打ちまくる試行錯誤もOKです。
しかし長年テニスをやってきて万年下手糞な見苦しい62歳ジジイの私であれば、いい加減に自分相応のテニス能力を見極めて、飛んでくる球に対して能力相応の対応をしなければ、ずっと初心者のままですよ、という老婆心でコーチは上述のコメントを私に言って下さったのだと思った。
自分の老い↓を受け入れる(=上昇志向を諦める)のは誰でも嫌です。
故に、肉体的な衰え↓・分不相応の向上心↑・客観的な能力の限界↓・天賦の運動神経の悪さ↓・人生の悪あがき↑等の相反する複数ベクトルの調和を図って、楽しく明るくテニスをしながら60歳代の日々を過ごすのは意外と難しいものです。
お昼ご飯は、自転車で東武練馬方面に向かった。あむ亭を視察したら引き続き閉まっており、更に「店主募集」と窓に張り紙が貼ってあるのを確認してショックを受けた。残念ながらキルギス系かモンゴル系らしい前店主ご夫婦に何か良くないことが起こって、経営を続けられなくなったらしい。パンチの利いたラム肉クミン炒めが食べられなくなるのは悲しい。
涙を堪えながら(ウソだけど)、駅横の踏切近くの中華 桂林で豚バラのキノコ炒め定食と小ラーメン1,200円を喫食。12:30頃に入店。当店は大変に評判の良いお店です。
一階テーブルが満席だったので二階座敷席に行った。横に東武線線路があるので、折からの晴れ間で初秋の陽の光がサンサンと二階席に降り注いでいた。
二階の客は終始独り。隔離されてイジメられているようで辛かった(ウソ)。主菜・ご飯・サラダ・漬物・小ラーメン。
私が入店すると、一階のお客さんは黒と灰色の保護色みたいな服を着た大人しいお年寄りばっかりでした。全員、昼一番に入店した老人リピート客(ほぼ毎日、お昼ご飯のために来ている筈)だと確信しました。
「和風中華」とお呼びしたい程に優しい味の品々です。中国本土にこんな雅な味付けは存在しませんから、これは既に日本料理ですな。老人の皆さんにはベストのお料理です。
常にパンチの利いた下品な味付けを求める自分が、卑しい者のように思われました(実際、私の味覚は刺々しくて卑しい)。
毎日来店してランチを食べていれば、中華風だけれども味付けは和風で極めて優しいので、近隣にお住いの品の良い老人の皆さんの健康(塩味も優しい)と脳刺激(ある程度は塩味も辛味もあるので、ボケ防止に役立つ)には極めて宜しいと思いました。
豚バラのキノコ炒めは、懐石料理かと見紛う程に優しいお味。
小ラーメンも優しい味で絶賛したかったけれど、お店から「馬鹿だなぁ。本当はインスタントラーメンだよ。」と言われたらショックだなぁと思った。味にパンチは無くてヤワヤワの細麺だったけれど、こういった風情の優しい味も判るようにならないと私は真っ当な市井の民になれないと思って、一所懸命に味わって食べた。スープ完飲。
東武練馬イオンで雑貨(お台所のスポンジ)を購入して、書店で高価な文庫本(薄っぺらい文庫本も1,000円近くするので驚愕)を立ち読みした。
書店では挙動不審な人・独り言の激しい人・とても貧乏な人・体臭のキツイ人に夫々遭遇した。全国で書店が激減している原因の一つに「本好きには、気持ち悪い人が多い。」或いは「本好きには、本しか相手が居ない社会的孤立者が多い。」ことがあることは事実だと思う。
お天気が不安定で霧雨が降り始めたので、東武練馬イオンを出て直ぐに帰宅した。
明日は朝から大学病院でCTスキャンを受診。来週は胃内視鏡と超音波検査。憂鬱。
2024/10/4