テニスのプライベートレッスン。ビスコンティ「ルートヴィヒ」、ビスコンティもルートヴィヒ二世も拘りが度を過ぎています。私自身も反省。
プライベートレッスン1時間弱の間、専らコーチとミニラリーをし続けました。
私のフォアハンドグラウンドストロークの修正点について、コーチのご神託は以下の通り。
①×私はバックスウィングの準備が遅い。これはダメ。
私は今、球のバウンド前にラケットを身体回旋で中途半端に引いた後、球のバウンド直前に腕だけで身体後方にラケットを引いている。これは2度引きだから駄目。
〇バックスウィングは、球バウンドの充分前に身体回旋で一気に行うこと。
②×私はバックスウィングの量が不充分。これはダメ。
身体回旋で肘を身体後ろまで(これは後ろ下方面に居る嫌な野郎に肘打ちする要領で)&ラケット面を下向きで身体横まで引く。
〇バックスウィングは、上半身全てを充分に後ろに回転させること。
③×私は球ヒットの際、力んで腕筋肉を無駄に使い過ぎ。これはダメ。
球ヒットの際は肘を先行させて腹に近付けて(これは脇の下と肘で自分の腹を擦る要領で)、次にグリップと手首を先行させて前に出す。その後にラケット面を下から上に振り上げて球を捉え、球を順回転ドライブで弾き飛ばすこと。
〇腕筋肉を使わずに肘内転の力を活用して、球を弾き飛ばすこと。
④×私は球ヒットの工程で仰け反って顎が上を向いて鼻の穴が相手を向いて、球に力が乗っていない(鼻の穴で球を見ている)。身体が前方上傾斜で傾いている。これはダメ。
〇身体を地面と水平&顎を身体近くに保って、地面と水平に身体を回転させ、球に水平方向の力を乗せること。
お昼ご飯は、自転車で東伏見駅前の私の敬愛するステーキハウス テキサスに行って、ハラミダブルステーキ 2,250円(税込、ライス味噌汁付き)を喫食しました。
ハラミ肉と特製醤油・ニンニク・マスタードの四位一体攻撃が、オリンピックでも余裕で優勝出来るレベルで美味しいです。
食生活全般が貧しかった日本の1970年代頃のお節料理よりも美味しいのは間違いないです。お節料理よりククレカレーより美味しい。何故いきなりお節料理を持ち出したか、我ながら意味不明。
肉汁と調味料のマリアージュと言えば宜しいでしょうか。テキサス偉い。テキサスさん、私と結婚して下さい。
昼食後、近隣のカインズに行って庶民生活の卑しい必需品を買い揃え、ウェルシアで安い焼酎などをご購入された後、自宅に戻りました。
ビスコンティの「ルートヴィヒ」DVDを先日購入し、以来何度も観ています。「この陰鬱な作品の何処が素晴らしいのかなぁ。」と疑問に感じつつ、多分私の審美眼が至らないのだろうと思いながら観続けています。
全編で3時間強の大作です。ヘルムートバーガーとロミーシュナイダーは美しいです。私は美男美女が好き。
一方、寒冷なドイツ北方における重苦しく薄暗い実写場面・女どもの湿気を吸った長スカート・登場人物のウール衣装の陰気さ・及び饐えた臭気漂うリアリティ(病的な性風俗に通じるデカダンスですな)を楽しめる懐深い皆様(恐らく高齢者)にはお勧めです。
しかしながら、映画製作に費やした巨額の費用を想うと空しくなる駄作です。
ビスコンティにしてもルートヴィッヒ二世にしても拘りには限度があるよなぁ、何事も第三者による客観的な価値判断は蔑ろにすべきではないなぁと、私自身が無駄に正義に拘って社会で査定評価を落とし続けた数多のドン・キホーテのような所作への自省を含め、改めて思い知りました。
2024/5/31