2024/4月第一週 とてもパッとしない一週間。吉野家の「大判豚肩ロース焼き定食(旨ダレ生姜)大盛 798円」を食べないと人生の損失。
4/2(火)の午前中はインドアテニススクールに参加しましたが、特に習得事項は無し。まともにスウィートスポットに当たらず嫌な思いをしたが、原因はボールと身体の距離が近過ぎたことだった様子。微調整の為にグリップを短めに握ったら、面白いようにスウィートスポットに上手く当たるようになった。
土日月と3日続けて自転車を乗り回していたので、身体のバランスと感覚が少しズレているように感じる。下手なテニスの癖に、微妙なもんですな。
お昼ご飯は、東武練馬駅近くのあむ亭に行ってラム肉のクミン炒め定食980円を喫食。刺激的なご飯を食べられると思ってウキウキしながら自転車で訪問したけれど、スパイスが一寸迫力不足と感じた。もっと刺激が欲しかった。
若しかすると私はパンチの効いた食べ物を無闇に求め過ぎている、変な人なのかも知れない。
4/3(水)は雨模様ながら花粉症の具合が悪かったので、一日中自室で寝て過ごした。我ながらパッとしない一日だった。まるで死期の迫った老人みたい(本当だったりして)。
かつ丼に関して、同日に突然思い出した事を以下記載。
15年前に佐賀県に住んでいた頃「井出ちゃんぽん」と言う佐賀風ちゃんぽんの有名店に日参していました。このお店の売り物が「ちゃんぽん」に加えて何故か「かつ丼」でした。
カウンター席に陣取った私がかつ丼を注文して徒然なるままに調理風景を見ていたら、目の前の調理場でカツを揚げ始めたのですが、揚げたカツは明らかに中央部が赤い状態でした。私は食品衛生に神経質なので、半生状態のカツを見てビックリして文句を言おうかと思いました。
しかし調理の方が引き続きその中央が赤いカツを小鍋で玉ネギ・出汁・卵でとじた結果、カウンター席の私に提供されたかつ丼のカツは絶妙の火の通り方で、シットリと柔らかくて且つ丁度火が通っており、その職人芸と言うべき調理加減に感嘆したことを覚えています。
私は井出ちゃんぽんの濃い味付けも好きでした。
元々佐賀県には炭鉱が沢山あって、井出ちゃんぽんは当時の炭鉱作業員に受けるように濃い味付けがスタンダードになったそうです。私は濃い味付けが好きなので、井出ちゃんぽんではかつ丼もちゃんぽんも大変美味しく頂いておりました。
昨今、チェーン展開のトンカツ屋さんが普及したお陰で、昔はご馳走だったトンカツは比較的安く食べることが出来ます。しかし絶妙の火の通り方でしっとりと柔らかなカツに出会うことは不可能です。人生は上手く行かないものです。
でも客観的に見ると、以前に味わった美味しいかつ丼を思い出しながらボーっと一日を自室に籠って過ごすなんて、私は幸せ者ですな。往年の井出ちゃんぽん店における、かつ丼の雄姿画像は以下の通り。見るからに味も濃いのが判って、美味しそうです。
4/4(木)は晴れ。幸いにして花粉症の症状も無し。お昼からアウトドアテニススクールに参加。
①ボレーとストロークにおいて「球が身体の近くに来るまで根気よく待ち続ける」イメージで打つと、無理なく打てた。
②常に一旦胸を張って、フォームを整えてから球を打つこと。
③左右に遠い球のストローク、高い浮き球のボレー、及び前の短い球のボレーに際して。
足の踏み出しを一歩で終えず、後ろ足をもう一歩踏み出せるように身体のバランスを維持すると、身体が前のめりにならずに体を垂直に保つことが出来る。
④欲張らずにラケット面を上に向けて、球を下面から捉える守備的な打ち方をした方が、ネットせずに無理なく打つことが出来る。
テニスの後は自転車で近隣の揚げ物屋に行って昼食。揚げ物にソースをドバドバかけて濃い味にして美味しく頂いた。そのまま北上して板橋区へ入ったが、道のアップダウンが激しくて不愉快。
都立大泉中央公園を経由して、桜を見ながら公園内を一巡して帰宅。大泉中央公園には子供が多く、日本社会の活発な雰囲気は大変結構である。日本ガンバレ。
4/5(金)の朝は雨が降っていたが、その後雨は止んだ。昼からアウトドアテニススクールに参加。
本日は昨日②「一旦胸を張る」を順守すると、余裕を以てヒット出来ることを再確認した。胸を張ると背筋も伸びて、容易に球に力を乗せることが出来ると感じた。
お昼ご飯は近隣の吉野家で「大判豚肩ロース焼き定食(旨ダレ生姜)大盛 798円」を喫食。量が多くて肉の味わいも充分で、大変美味。久しぶりに外食で感動した。
日本に住んでいながら、これを味わっていない人は不幸だと思う。
吉野家は牛丼屋じゃなくて生姜焼き屋と名乗った方が良い。
私がこれほど食べ物(特に安いやつ)に容易く感動するのは、私の母親が致命的に料理下手で家庭料理が常に不味かった為。
母親は津田塾卒で、学生時代に狂ったように英語を勉強したらしく、英語のライティングは何の下書きも無しに教科書みたいな正確な英文をスラスラと書き下していたが、それ以外は何もかもダメな人だった。
昨年5月に91歳で亡くなった母親に、私が何でも美味しく食べられることを感謝。
昼食後、最近閉店が相次いで残り少なくなってきた近所の貴重なDVDレンタルショップに行って、旧作ながら最近見たいと思ったタイトルを6作品ほど借りてきた。
ウェブで中古にて買い求めた阿川弘之の雑文を読みながら、借りたDVDをライブラリィ化する。
今週は我ながらパッとしない1週間だった。こんなパッとしない日々が死ぬまで続くのかと思うと、安穏な人生に改めて心が休まる。
私は無能だから人様の邪魔をしたくないので、何事も起こらない人生がとても嬉しい。
2024/4/5