ラーメン魁力屋 醤油ラーメン+アジフライ定食 税込1,067円。今回の芥川賞受賞作は小説じゃない。「物欲」が見苦しくて読むに堪えない。






























2/13(水)は晴れて暖かくなったのですが、最近は毎晩眠れなくて明け方4:00頃にやっと熟睡できたので、昼前に起きました。妻は出掛けたようで、自宅には私独りでした。
読書したりウェブで調べものをしたりで過ごし、夕方に近所のラーメン魁力屋に出掛けて、醤油ラーメン+アジフライ定食 税込1,067円を食しました。

当店のアジフライは次第に小振りで薄っぺらくなって来ています。以前の大きくて厚みのあるアジフライが恋しいです。タルタルソースとマヨネーズが付いてくるのでこれらにテーブル上の刻みニンニクを大量投入して、アジフライと一緒にご飯をモリモリ食べます。

抑々私はラーメンがあまり好きではないので、アジフライを食べに当店に来ているようなものです。一方私はアジフライが好きなので、アジフライのお味には極めて寛容です。要するに、アジフライだったらお味は問いません。

テーブル上の真っ黄色で噓臭い味の水っぽくてぶ厚いタクワンが食べ放題です。私はこの偽物タクワンが好きで、ご飯に載せてワシワシ食べます。ご飯大盛り(無料)にしたので、ラーメンを食べるお腹の余裕が無くなりそうでしたが(これは本末転倒)、何とかラーメンも食べ切りました。

ラーメンは細麺でお味は凡庸で、舌の記憶に残るパンチがありません。このお店のラーメンを好きな人は居るのかしら?
従ってラーメンを食べても私の「春の体調不良」は治りませんでした。とても残念です。

文藝春秋3月号は、AIに関する識者3名による対談と芥川賞受賞のAIに関わる小説の2つが、読み応えある掲載物でした。今月の文藝春秋はAI祭りですな。
しかし後者について「純文学」小説としての出来栄えで言うならば、今回の芥川賞受賞作は「情報過多」でその「物欲」が見苦しく、読むに堪えませんでした。

「今日的な情報への読者の欲求・流行りものの近くに居るという読者の自尊心・文学を読んだという読者の達成感の3つを同時に満たす、Multi FunctionalなEnergy Drink!」として見るならば、この小説(みたいなもの)は上出来と言えましょう。

若し小説として成立するものを書きたいならば、作者と編集者は、情報を極限まで削り取る推敲作業をするべしと思いました。今回の受賞作は、その作業を怠ったことが明白な「大仰な虚構」に過ぎないので、小説じゃありません。
2024/2/13

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