山梨県北杜市の美味しい日本酒酒蔵 谷櫻。とっても美味。過剰な環境活動家・リサイクル厳守派・温室効果ガス低減論者の皆さん=「Eco Nazi」は、中国に行って反政府デモを行いましょう。










2008年頃、私は山梨県の北杜市長坂町と言う「限界集落に近いレベルに過疎の田舎町」に2年程住んでいました(現地の方が自ら斯様に仰っていたので、私が狂ったように悪口を言っている訳ではありません。大丈夫です)。
この短期間の田舎暮らし経験に基づいた私の意見ですが、安全と衛生が確保されている日本において、都会生活と田舎生活のどちらが良いかの結論は「都会生活」です。

何故なら、都会には豊富で安い食料雑貨・医療施設・就職先・子女の教育施設・文化・および多様性(流動性が高いお陰で、近隣同士も互いに嫌らしい面を見せる前に引っ越す)等が揃っているので、特に子供時代から長い成長年月を過ごすならば、都会の方が良いに決まっています。

一方田舎では、(ウェブ販売普及に伴って)食品雑貨を扱うスーパーや小売店は経営継続が極めて難しくなっていますし、医療施設は随分前から「田舎で急病になったら、死を受け入れるしかない」のが実態ですし(都会の恵まれた緊急医療体制の基では助かった筈、と言う意味)、田舎に就職先は無いし、田舎の教育レベルは致命的に低いし、田舎に文化は無いし、都会からの移住者や移転企業を丸裸にむしり取ろうと待ち構えているゾンビのような地元貧民に囲まれた生活が楽しい筈がないです。

上述の田舎における医療施設について。
一寸脱線しますが私は60歳代で、自分に緊急医療が必要になるのは循環器系(心筋梗塞・不整脈)と脳疾患(脳梗塞・くも膜下出血・脳血管出血)だろうと思います。
私は若い頃から身体を使う肉体労働的な仕事をしていないので、今後も大怪我をしない可能性が高いし(交通事故等の不慮の被災は除く)、癌は徐々に進行する病なので緊急医療の対象ではないからです。

循環器系や脳疾患が発現して緊急医療が必要な状態になった場合、適切な対応を早期(秒の単位で早い必要がある)に行わなければ、死ぬか或いは麻痺による重い障害が残ります。田舎に住んでいて循環器系や脳疾患で緊急患者になったら、死ぬか麻痺による重い障害が残ることが必定です。

私は山梨県北杜市に住んでいた際に、地域の総合病院に持病の診察を受けに行ったことがあります。待合スペースで、脳梗塞で麻痺が残っている様子の老人が長い待ち時間に痺れを切らせて呂律の回らない口調で「もう帰んべえ!」と何度も叫び、付き添い家族がそれを制止するのを隣で見て、その悲惨な医療環境にショックを受けた経験があります。

老人ご当人の不自由と、付き添い家族の選択肢の無さと、抑々脳梗塞の初期に治療が出来なかった北杜市の医療環境(広々とした田舎なので、脳梗塞を発症した患者に、血栓溶解の注射を早期に打つことが出来ない環境)の全てを俯瞰的に考えて、「これは地獄だなぁ。」と思いました。

故に、60歳代を過ぎて田舎暮らし(シルバー海外移住も一緒!)を始めるのは、「負ける可能性の高い賭け」に等しいと思います。

しかしながら、特に山梨県北杜市での田舎暮らしには魅力があります。60歳代以降で健康な方の独り暮しという条件付きですが、景色は良いし水道水は美味しいし空気はキレイだし、健康に問題の無い数年間だけなら、田舎住まい(但し別荘地などに住んで、貧乏臭い地元コミュニティーから距離を置く前提)はとても魅力的です。
安い天然温泉、スキー場、観光山歩きが、自宅から30分以内の自動車移動で気軽に楽しめるのは素晴らしいことです。

でも生活に一番大切なのは食べ物でして、食べ物が安くて美味しいのは(牛丼チェーン店を含めて)都会です。肉をモリモリ食べて栄養豊富な食生活をしないと、脳の血管も丈夫になりませんから早く死にます。長く住むなら都会一択ですよ。要約すると、短期間の田舎暮らしは面白いかもね、でも引き際は大事ですよ!ということです。

山梨県北杜市には「七賢」という商業的に成功した酒蔵があります。しかし残念ながら、私は七賢の日本酒は雑味があって不味いと思います。

七賢の蔵元があるのは甲斐駒ヶ岳が見える北杜市白州町の2つの川に挟まれた谷地で、水源は粘土質の地質です。ミネラルウォーター製造には適していると思います(サントリー「南アルプスの天然水」取水場とボトリング工場が近隣にある)。しかし水にミネラルが多いので、日本酒やウィスキーの酒造所に適した土地ではありません。

七賢が全国的に有名になったのはマーケティング成功の賜物であって、実際に飲んで七賢の日本酒が美味しいと判断して買っている方は居ないと思います。要するに信玄餅みたいな、シンボリックな山梨土産でしょ?

然るに一方、同じ北杜市内ですが八ヶ岳方面は地質が溶岩なので、この方面にある日本酒酒蔵の酒の方が美味しいと思います。溶岩系の地質なので、この地域の湧き水には雑味(ミネラル)がありません。ウィスキー水割りにこの地域の水を使うと、とても美味しいらしいです(タクシー運転手が言っていたから、多分本当)。

私が住んでいた北杜市長坂町はこの地域に該当しまして、水道水の水源は(冬季は間違いなく)100%湧き水です。自宅の蛇口から高硬度のミネラルウォーターが出てくる訳で、自炊の料理(安っぽい蕎麦とか鍋とか)が、何故かとても美味しかった記憶が御座います。

前置きが長くなりました。私がお勧めする、山梨県北杜市の八ヶ岳方面に位置した酒蔵は「谷櫻」です。
上述の通り、酒蔵が使っている水が日本酒に適しているのは幸いなのですが、この酒蔵は致命的に商売宣伝が下手で、せっかく製品は美味しいのに知名度が低い状態です。

以前、私は藤沢市鵠沼海岸の実家に住んでいた母親に「谷櫻」の日本酒を何度も送っていたのですが、今年5月に母親は亡くなって実家も売却済みなので、今年は自分で「谷櫻」の日本酒を自宅に2万円分位取り寄せて、15年ぶり位の久しぶりに飲んでみました。

「美味しい。」
ヤッパリ美味しいです。皆様、山梨県北杜市「谷櫻」の日本酒は美味しいので、是非お試し下さい。事務所で働いている経営者の娘(40歳代位)は一寸生意気ですが、まだ若いので許してあげましょう。

お話変わって、最近、欧州の街中(人々が平穏な日々を過ごす美術館など)や北米の郊外の路上などで、人々に迷惑を掛けるアピール行動をする環境活動家の様子が報道されております。美術館の絵画にペンキを掛けたり、道路に座り込んで自動車の往来を邪魔したり。
地域性の観点から、これら活動家のアピール場所を見ると興味深いです。

欧州(特に先進国)でこれらアピール行動が横行するのは、欧州は銃の所持が禁止されているし人権保護の法規範が行き届いているからです。周辺の皆さんが怒って危害を加えたり銃で撃たれたりすることが無いと判っているからこそ、活動家は生命の危険を冒さずにノビノビと他人に迷惑を掛けることが可能です。
他人に迷惑を掛けるのは楽しいですね。

北米で、活動家は決して治安の悪い都市部や田舎町でこれらアピール行動をしません。自治意識を持った人々が、怒って銃で活動家を排除するからです(射ち殺されるかどうかはCase by case)。銃を持って怒り出した北米人は怖いので、治安の悪い都市部や田舎町でアピール活動をする環境活動家は居ない筈です。

こうした視点で見ると、環境活動家は自分たちにとって安全な場所で無辜の民を存分に痛めつけている訳です。故に戦争時に戦闘員や爆撃機が、武器を持っていない非戦闘員を大量虐殺するのと位置付けは同じです。
無抵抗な相手をノビノビと虐殺するのは、とても楽しいと思います。

日本の地域社会に住み着いている迷惑なリサイクル厳守派の庶民の方々の主張内容は、経済原則に基づいていないのですから単なる宗教です。
段ボールなどの古紙・アルミ・鉄のリサイクルは経済性があるので、やりたい業者がやれば良いと思います(自治体が担う必要はありません。儲かるから、世間の廃品回収業者が勝手にやります)。

一寸話が脱線しますが、ガラスのリサイクルに私は懐疑的です。安い無機素材のリサイクルには経済性が無い筈です。多分、踏むとジョリジョリ音のする発泡敷石の原料にしかならないと思います。
但し、伝統的なビール瓶や牛乳瓶の循環利用は「同一目的の再使用」なので、ゴミのリサイクルとは別の話です。

例外事項として、水銀・鉛などの重金属を含む廃棄物を通常焼却すると大気に有害物質を撒き散らすので、自治体が個別回収すべしと思います。瀬戸物・金属一般の小物廃棄物なども、焼却炉を傷めるので個別回収した方が良いです。
日本国内で水銀を回収して下さる業者は北海道に一社しかありません(野村興産のイトムカ鉱業所)。有難いことです。

これらの例外を除いて、プラスチックを含む家庭ゴミは焼却炉で焼却処理するのが一番経済性が良い筈です。家庭ゴミは水分が多いのでプラスチックが混ざっていた方が燃えやすく、プラスチックが混ざっている家庭ゴミの方が、焼却炉運転の際の重油節約になります。プラスチックは熱劣化するので、溶融してリサイクル再利用するのは物理的・化学的に不可能です。

私は2008年頃に東京都昭島市に住んでいた頃、近隣の都営団地のゴミ集積所に早朝、老人が毎日3人位ブラブラしていて、団地住民のゴミが分別されているかどうかを監視しているのを見て、「これは地獄だなぁ。」と思いました。
これら貧乏臭い行動は不愉快千万ですし、ゴミ行政のコスト増加になるだけのことです。
馬鹿と貧乏と宗教は仲良しです。リサイクル厳守馬鹿にならないように注意しましょう。

温室効果ガス低減論者の皆さんによる地球温度上昇に関する主張は科学的に証明されていません。
地球は最近3,000年の間でも暑くなったり寒くなったりしていますし、更に短い期間で大幅の平均気温の上下はあり得ます(原因は太陽の活動変化・地球の火山爆発・海流の流路変動・その他大気の気まぐれ)。

地球の人口増加と都市化の進展によって、熱がこもり易い都市部の平均気温が上昇するのは致し方ありません。これは幸せなことであって、これを責めるのは「人口が増えるのは悪&経済的に満たされた生活は悪&インテリは悪」という原始共産主義者です。カンボジアの人殺し集団、Les Khmers rougesですね。

温室効果ガス低減論者の皆さんは、早々に都市から原野へ移住して頂きたいです。過疎化に伴い、日本には原野に戻りつつある村は沢山ありますから、原野への移住者が増えるのは喜ばしいです。
首都圏でしたら、武者小路実篤で有名な「美しき村」が埼玉県入間郡にありますから、温室効果ガス低減論者の皆さんは是非そちらに移住なさって下さい。現在「美しき村」の村民は、3名の高齢者だけみたいです。

以上の通り、過剰な環境活動をなさる皆さんの主張は筋が通っていません。
それにも拘らず他者に同意を暴力的に無理強いすると、「Eco Nazi」と呼ばれる恐れがあります。
欧米において「Nazi」と名付けられた対象物は、一般大衆が集団で殴り殺しても構わないと見做されます。
「Eco Nazi」の皆さん、一般大衆から袋叩きにされないように自重しましょう。

日本でも1960~70年代の石油工業地帯の大気汚染は深刻で、住民が喘息で死ぬほど酷いものでした。その後、1980年代から石油化学工業地帯の排気施設の改善は劇的に進み、今日の石油化学工業地帯の大気は、山の中の美味しい空気と同じ位に清浄です。

未だに中国の工業地帯や鉱山では大気や環境の汚染が深刻です。インドも同様です。同じ地球なのですから、「Eco Nazi」が攻撃の標的にすべきなのは中国政府です。熱心な「Eco Nazi」の皆さんは是非、中国やインドを訪れて大規模な反政府デモを行って頂きたいです。恐らく一生、中国やインドの監獄から出られなくなります。お元気でね

今日は寒いし、テニススクール平日会員の私は週末にテニスを致しません。今日は朝からブラブラと体を休める予定です。
2023/12/16

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