ニトリが盛況なので、日本の将来は明るい。ペットショップは風俗店みたい。
先週末、自転車でフラフラしていた時、若い夫婦連れで盛況のニトリに立ち寄りました。この日はとても暑くて辛かったので、涼しいニトリ店内で涼みたかったというのが主旨です。店内では、若い夫婦連れの皆さんの旺盛な購買意欲に圧倒される思いでした。若いご夫婦は、新たな家具購入や室内の装飾に大いに意欲がある様子でした。
60歳過ぎの私のように子育てが終わって子供たちが自宅から巣立った者共は、自宅とサ高住の有意差が曖昧になってきて「サ高住に住むのもアリだなぁ」なんて考え始める位です。今後の人生に楽しいハプニングが起こる可能性はゼロであり、従って自宅の機能と住み心地に多くを求めていません。
対照的に、ニトリで貪欲に自宅の機能と住み心地の向上に熱心に取り組んでいる若いご夫婦達の将来を思って、その今後の人生における多くの可能性をとても羨ましく思いました。何といっても将来に希望があるのは良いことです。
その後、暫く自転車で進んだ挙句、フラフラと独りでペットショップに立ち寄りました。理由は同じで、店内で涼みたかったのです。
こちらも、小さなお子さんと共にペットを買いに来た若いご夫婦連れでごった返しておりました。しかし、昨今のペットは一匹25万円位するようです。このペットショップは営業担当者も積極的で、しかし何故かカッチリした背広を着ており、ペットを見入るお客さんに「宜しければ檻から出しますから、抱っこしてみませんか?」なんて風俗店のマネージャーみたいなセールストークをしています。
何だかお客さん達は高い金を払って人買いをする商人、或いはソープでお嬢さんを選ぶお客みたいな感じで、何れにしても店内では「人非人の非道徳的な雰囲気」を強く感じました。
要するに「動物について、どれがペットとして良いか選んで購入する。」という行為には、奴隷制度や風俗と通じる絶対的な「同じ生き物でありながら、買い手:商品の立場の違い」があからさまであり、モラル的に潔癖症の人が多い日本国内にあって、異様にいかがわしいものだと感じた次第です。
2023/7/6