Apollo 13。靖国神社 遊就館に展示されている特攻ロケット・船舶・潜水艦。Ohio州のApollo宇宙船。夏目漱石 三四郎。
レンタルDVD屋さんのレンタル料が、気がふれている位に安くなっていることを知りました。レンタル料は何とDVD一枚/50円です。
私の自宅でもNetflixを契約しているのですが、TVが置いてあるのは自宅一階Living Roomで、そこは妻の居住エリアなので私は近寄ることが出来ません。
私は専ら自宅二階で生活しており、映画は自室PCでDVDを鑑賞しております。
最近、所有DVDを自宅二階の自室PCで観尽くして、物足りなさを感じておりました。
従って、先週からレンタルDVD屋さんに毎日通って、1990年代~2010年代公開で人気があった洋画DVDを盛んに借りております。
Apollo13というDVDを借りました。Tom Hunksが主演で、1970年のApollo打ち上げに関する映画なのですが、そこに出てくる宇宙船の機器がアナログで前時代的なことを感銘を受けました。
この感銘は、靖国神社の遊就館に展示されている特攻ロケット・船舶・潜水艦を見た時に感じたもの、及び北米Ohio州でApollo宇宙船の現物展示を見た時に感じたものと一緒です(Ohio州には数か所、Apollo宇宙船の現物展示を見られる場所があります)。
アナログで不正確な重機器に命を委ねるのは、物凄く嫌だなぁと思いました。
だって、PC制御のマシニングセンタ削り出し機の無い1970年代は、宇宙船の接合部分の精度も人手任せだった筈で、米人の現場作業の方に仕事の精度を求めるのは酷なので、接合部分から空気が逃げないことは賭けみたいなものだった筈だからです(実は熟練作業員に任せた方がPC制御よりも精度が高い、と言う本当の話は省略)。
靖国神社の遊就館に展示されている1940年代製造の特攻ロケット・船舶・潜水艦の時代はなおさらで、第二次大戦中に(特攻に限らず)兵器に搭乗した方々の命は、実験モルモット以下の安い価値と思われていたのだろうなぁと思います。
私が新卒以来、昨年まで勤務していた会社が、政府系ファンドに売却されるようです。微力ながら私が従事してきた事業部門が、これを機に肉屋よろしく切り売りされるのだろうと予想します。事業を売り買いするスタンドプレーはカッコいいけれど、事業部門とそこに従事する社員をコツコツと現場で育てるのは、並大抵の苦労ではありません。
日本も欧米みたいな嫌な国になって来たなぁ、夏目漱石が三四郎で書いていた通り、日本はついに本質的に滅びるなぁと思います。2023/6/26