2023年6月に日本で流行しているインフルエンザの特徴は発熱・肺炎(気管支炎)。回復後も味覚不調が続く。




















私が2023/5/22に罹患して、発熱4日間(38℃2日間、37℃2日間)、酷い気管支炎2週間弱(ほぼ回復した段階にて、医院でレントゲンを使って肺を確認した結果、肺炎を起こしていた形跡があった)の症状で大変苦しかった酷い風邪は、どうやら日本で最近流行しているインフルエンザだったようです。何故なら、子供から大人まで、私と同じ厄介な酷い咳(ゲホゲホという音を立てる)をしている人を街中で多く見かけるからです。私が流行り病に罹るのは本当に久しぶりで、私も随分と通俗的になったものだと思います。

因みにインフルエンザに罹ってしまったら、治療薬のタミフルが効くのは罹患して直ぐの時期だけです。暫く経ったら、ウィルス感染症を治すためには自分の身体の抗原抗体作用を待つしかありません。即ち、治療薬はありません。
その後、今回の私のように肺炎症状(黄色い痰が長く続く)になったら、それは弱った身体の一部が細菌に侵された状態ですので、抗生物質が有効です。しかしながら、耐性菌の問題もありますので、若しも皆さんの身体が抵抗力が充分であれば、抗生物質はなるべく使わない方が良いです。

私の場合、肺炎症状で塗炭の苦しみを味わったことが何度もあります(=身体の抵抗力が弱いので、肺炎症状が中々治らないことを嫌と言うほど経験済み)。従って私は、肺炎症状になったら(=黄色い痰が出始めたら)、躊躇なく抗生物質を服用します。今回は、中国の市中の薬屋で買っておいたペニシリンを服用したら、効果てきめんで痰が直ぐに収まりました。

さて、今回日本で流行しているインフルエンザは、発熱と酷い咳以外にも味覚不調が続く点が特徴として挙げられます。

咳が残った状態ながら、私は先週以来、元気を取り戻すことを目論んで、何度か外食をしました。
しかしながら、何時も美味しく頂くモスバーガーの照り焼きバーガー・モスバーガー、吉野家のうな重などが、有体に申し上げると「不味い」と感じて衝撃を受けました。
食べ物全般から「旨味」が全く感じられないのです。味覚が馬鹿になった、と言えば判り易いでしょうか。
旨味以外でいうと、塩味・辛味も薄ボンヤリとしか感じません。唯一、甘味は感じます。これらの結果、美味しく食べられるのはアイスクリームだけという、何とも不本意な状態です。食欲も抑々あまり有りません。
まあ贅沢な話で、私のように栄養が行き届いている太り気味の老人が暫く絶食しても健康に影響は無いので、体が味覚を取り戻すまで、遠慮がちに食事をしようと思います。

「業務用スーパー」という商標の中大規模の小売店があります。この店ではエスニック食材を比較的豊富に取り扱っているという記事をウェブで読んだので、自転車で行ってみました。

中国の豆板(味噌になりかけの大豆塩漬け)のラー油漬けを買いました。これは日本で言うとウスターソースみたいな位置付けで、中国人の皆さんは、家庭料理の味に一工夫欲しい時や味が単調な時に、この豆板ラー油漬けを料理に添えて食べます。辛くてしょっぱくてクドイ味です。美味しそうですね。
日本に団体旅行で来た中国人の皆さんが、早々に控えめな日本料理全般の味に飽きて、団体旅行の食事の席で各テーブルにこの豆板ラー油漬けのボトルを一本づつ置いて、刺身・冷奴・おでんといった日本の料理全般に載せまくって食べる、という話を聞いて、私は心が暖まるような気分になりました。民族毎に持って生まれた味覚嗜好は変えられませんからね。

タイの袋ラーメン グリーンカレー味5袋入りを買いました。私はタイの辛くてシツコイ味噌味が好きで、本当はYumYumという味噌ラーメンが好きなのですが、無かったので仕方なくグリーンカレー味にしました。辛くてココナツミルク味のラーメンは、好き嫌いの分かれるところと思います。私は好きです。

各位お察しの通り、私が突然にこんなエスニック食品を買い求めに行ったのは、上述の通りインフルエンザの影響で味覚不調が続いているからです。
味覚不調は体が何かを求めているサインかも知れません。例えばもっと塩分を摂取しろとか、もっと香辛料を摂取しろとか、もっとクドイ味のものを食べろとか、何時もと違う変なものを食べろとか。
味覚不調でもさすがに味が判るようなドギツイ味のエスニック食品を食べて、体の反応を見てみたいと存じます。
因みに、私は自分を虐めようとしている訳ではありません。私は自分がとても可哀そうな人間だと、常々同情しております。私を虐めるのは止めましょう。2023/6/8

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