昼食は魁力屋 冷やし豆乳タンタンメン857円(税込、100円割引券使用)、夕食は副しん チャーハンとお供ラーメンと冷奴630円(税込み、冷奴は割引券使用)。芥川龍之介 蜘蛛の糸。
本日5/15(月)、関東地方は肌寒い程のお日和で、絹のような雨が止みません。お昼前にお釈迦様は、ぶらぶらと歩いてお出かけになられました。恐れ多いので雨はお釈迦様を避けて降っており、まるでお釈迦様が透明で神々しい厨子にすっぽりとお入りになっているようでございます。雨に濡れた木々が、初夏の芽吹きの良い香りを我先にとお釈迦様にお届けしております。
お釈迦様は麺類を召し上がりたいご様子で、極楽にある魁力屋へとおいでになられました。魁力屋では、卑しい者共が盛んに意地汚く麺類を貪り食っておりました。
お釈迦様は、冷やし豆乳タンタンメンをタッチパネルでご注文になられました。タッチパネルは恐縮のあまり、金色に輝いてお釈迦様のご注文に応えておりました。
端女がタンタンメンを運んで参りました。お釈迦様は勿体なくも端女に労いのお声をお掛けになりましたが、愚かな端女はお釈迦様に気が付かない様子です。けれどもお釈迦様は何ら気に掛ける様子もなく、卑しい麺類を美味しそうに召し上がりました。
極楽にお戻りになったお釈迦様は、暫くうつらうつらとしておられましたが、夕方近くに今度は極楽にある副しんへとおいでになられました。本日、お釈迦様は支那の食べ物を欲しておられるようです。
副しんでは、卑しい者共が騒々しく麺類を啜ったり、はしたなく酒を飲んだりしております。お釈迦様は気に留める様子もなく、端女にチャーハンとお供ラーメンと冷奴をご注文になられました。卑しい食べ物が届くと、お釈迦様は再び美味しそうに残さずお召し上がりになられました。
お釈迦様が席を立った後、お釈迦様がお座りになられていた席が金色に輝いているのを、端女が阿呆のようにぼんやりと見つめておりました。
お釈迦様はそのままぶらぶらと歩いて極楽にお戻りになられました。沿道の木々は思い切り枝を伸ばして、我先にとお釈迦様を雨から守っております。そろそろ極楽も夏になる時分でございましょう。2023/5/15