新しいブログを開設
随分と久しぶりに改めてブログを開設します。
前回、2008年に山梨に住んでいた時にブログを初め、十年近く同じアドレスでブログを続けていました。山梨・佐賀・茨城・東京・中国と転勤を続ける間も、同じブログを書き続けていました。
私が大変に惨めだった18歳の頃、「継続は力なり」と代々木ゼミナールに張り紙してありましたから、続けるのは良いことなのでしょう。
しかし、学生・就職・結婚・子供が出来た・妻と不仲になった・会社で干された・息子二人が就職して独立した・母親が認知症になって貯金を使い果たしたので実家売却を余儀なくされた・妻と別居した・家族と死別した等々、世間の民草におかれましては、長年生きていると様々な節目で「投げ捨てよ過去の杜」という気分になることがあることでしょう。
私の場合、2015年に中国へ赴任した数年後に「自分の過去」への嫌悪を感じ、「投げ捨てよ過去の杜」と言う心境で上述のブログを閉鎖しました。
北京勤務の後に杭州勤務を経て、中国勤務7年の後に東京に帰任した2022年7月末、1985年の新卒入社以来ずっと勤務していた会社を退職しました。60歳と言う節目だったから退職しました❤というのは奇麗事の言い訳で、会社勤務と自我の長年に亘る擦り合わせに疲れ果て、メンタルが悲鳴を上げたので止む無く退職を決めた、と言うのが実態です。
客観的に見て、私は社会人不適格者だったと言うことです。勤めていた会社の同僚の皆さん、長々とご迷惑をお掛けしてご免なさい(と、心にもないことを言うのが社会のエチケットなんでしょ?知らんけど)。
現在は、10年以上にわたって投薬治療を受けているパニック障害(要するに鬱病)の様子を見ながら、毎日、気楽にテニスや自転車遠乗りや読書や朝寝朝酒朝湯をして、今後男の子として余生をどのように過ごすか(多分、最後まで何もしない)を探している最中です。
今更ですが「自分探し中」と言うところでしょうか?でも、それが60歳になるまで探しても何も見つからず、中身が空っぽなのが世間の皆さんにばれたから、今日の私の体たらくになっている訳です。
しかしながら私は今まで自分に厳しく対処し過ぎて損をしてきたと言うべきであり、自分に甘く、他人に厳しくする恥知らずの態度が、世間でゴキブリのように図々しく生きていくためには必要なのだと思います。
まとまりが無くなりましたが、畢竟このブログは、老人の私が日々に感じたことの備忘録のような、或いは老人施設の勤務者が綴る入所者容態申し送り書のような、世間一般の皆様には全く無益な内容になることが確実です。
備忘録を兼ねているので、このブログの読者は私独りになる可能性が高いので、間違ってこのブログを読んでしまった人にはご面倒をお詫び致します。2022/11/13